あつい…あつい。
太陽がじりじりと照らしつける。
頬をつたう汗…ただ今夏真っ盛り…。
「あぁ〜あついっ!もう‥何とかしてくれよぉ」
涙が出そうなほどイライラする俺…。
今からボンゴレ10代目に会いに行く所。
まぁ〜正しくはリボーンに。
今からあんたを殺しに行くよ
「はぁ〜暑いよぉ〜」
ふらふらになりながらも少しずつ進んで行く。
向こうから
ちゃぽんッ…
と水の音がした。
誰か、水浴びしてる…?
誰だろうと、少し近づいてみると
「…10代目?!」
そこには10代目がいた…。
「わっ!ランボじゃん!どうしたの?」
変わらない幼い顔。
あっ…でも少し凛々しくなったかも…。
「久しぶりに遊びに来ました。それにしても10代目も、まだまだ子供ですね」
と、少しからかってみる。
「そのまだまだ子供のおまえに言われたくないね(笑)ランボも水浴びするか?気持ちいいぞぉ」
「しますっ!」
熱いし、どうせ汗かいて服も濡れてるしこのまま入っちゃえ…。
ちゃぽん
と足を入れる。
「…?!なんだ、ランボ服のまま入るのか?」
「…はい、もう汗で濡れてるんで。それに、服のまま入るのもたまには気持ちいいですね」
「ふぅん…」
“バシャッ”
「わぁっ!つめたっ!」
水をおもいっきり掛けられた。おかげで、シャツがびしょびしょ…。
その時、向こうから人影が近づいてきた
「おい、ツナそこで何してるんだ?!」
買潟{ーン…!?
ドキッと心臓が跳ね上がる…。
俺からだとちょうど10代目が影になって見えないけど、今の声が誰の声かなんて好きな相手なんだからわかるに決まってる…。
向こうは気付いてないっぽいけど…。
「おぉ‥なんだ、アホ牛も来てたのか…」
気付いてくれてた。
ちょっと嬉しかったりして…。
「アホ牛って言うなってば!」
そうやって、いつも毒ついてばかりなんだ…俺って…。
「あぁそうだツナ、極寺がお前のこと血相かえて探してたぞ」
って俺の言葉は無視かよっ!
「えっそうなの?わかった、ありがとう。じゃ、また後でねランボ」
「はい」
10代目はそそくさと、体を拭いて建物の中に入っていった。
まぁわかりきった事だけど今あいつと2人きり…
「よぉ、アホ牛。久しぶりだな」
こいつは、俺より3つも年下のくせに俺よりも大人びてる。
「…うん」
「水浴びなんかして、おまえもまだまだガキだな」
「うるさい!おまえのが年下だろ!?でも、たまには水浴びもいいもんだな」
「ふ〜ん」
…俺の気のせいかもしれないけど、リボーンが俺のほうジロジロ見てる気がするんだけど。
何だろう…。
ドキドキして俺の目が彷徨っていると、リボーンと目が合った。
心臓が飛び跳ねる。
「ななな何?」
「いや、別にたいした事じゃねぇけど…おまえ乳首透けてんぞ」
「えっ!?」
目が見開き、顔が真っ赤になるのが自分でもわかる。
必死で胸元を隠そうとしたけど、リボーンに腕を掴まれた…。
「何で隠すんだよ」
と言いながら俺の乳首に触ろうとしてるんだけど…。
「おいっ!?なに触ろうとしてんだっ…!」
じたばたとあばれて抵抗したけど無駄だった。
「わっ‥ちょっ…さ‥わるなって!‥あぁっ…!」
!?
いっ今の俺の声?!
胸の突起を弾かれただけなのに、あんな声がでるなんて…!
絶対リボーンにも聞こえたよな。
どうしよう…。
恥ずかしくて顔を上げられない…。
「おい、こっち見ろよ」
耳元で囁く声で体の中が疼く。
涙目になりながら睨み付ける。
「フッ‥生意気な目だな」
と言った瞬間、俺のアレをいきなり布越しに触ってきた。
「…っ!どこ触ってんだよ!ひゃぁ!おい…も‥むなってばっ…」
「敏感だな」
「…っ!?変態っ!いつか絶っ対殺してやるっ!」
「口のへらねぇ牛だな…言うこと聞けねぇ牛には躾けしなくちゃな」
躾け?!
つぅかなんでこんな事すんだよ…。
それに、なんでこいつこんなに楽しそうなわけ?!
と頭の中でいろいろと考えているうちに、リボーンの顔がすぐ目の前に来ていた。
そのことに気付いた瞬間
「えっ?!」
ちゅっ…
キスされた…。
きっとリボーンにはそんな対したもんじゃないだろうけど、俺にしたらファーストキスなわけだし
「おい。何泣いてんだよ」
えっ?自分の頬が濡れていたことに気づかなかった…。
俺泣いてるの?
彼のとても整った顔に眉間にしわができていた。
すると、リボーンが今度は噛み付くように、キスしてきて…。
「んっ…ふっ‥」
リボーンが俺の舌を絡めてきた瞬間、足の指先から頭にかけて、電流が流れる錯覚におちいった…。
「んんっ!」
やば…気持ちいい…。
ランボはそれ以上の快感を求めてリボーンの舌に無意識に自分から絡めた。
だけど、リボーンは満足したように俺の絡めた舌をほどき離れて…
リボーンの顔が俺の胸あたりにいるのは気のせい?
リボーンは俺の乳首をシャツの上から舐め上げた。
「ひゃん!」
背筋がぞくぞくして、なんか頭おかしくなりそう…。
でもリボーンは全然やめてくれる気配は無く、むしろさっきよりやらしく舐めてくる。
「ぁあんっ!いゃぁ‥はぁっ!」
「感じすぎ。そんなんじゃ最後まで保たねーぞ」
「…!?最後までって…!」
「ふっ…おまえも、堪え性がないなぁ‥ここも、もうこんなだ」
ここっていうのは…まぁ、あそこのことで…。
触られた瞬間びくびくっと反応してしまう自分の体が疎ましい…。
ガチャガチャという音がどこかから聞こえてくる…。
それが俺のベルトをはずされた音だということに気付いたのは、ズボンのチャックを完全に下ろされた時だった。
「…!!おいっ!何してるんだよっ!?」
「何ってわかんねぇのか?」
「…!?」
聞いた俺が馬鹿だった…。
すると、俺のアレを素手で握ってきたんだ…。
もちろん自分以外の誰かに触られたことも握られたこともない…。
「ぁあっ‥!リボーンっ…!」
そのまま強弱をつけて上下に扱かれたりなんかしたらもう我慢できなくなる…。
しかも俺の体が揺れるたびにぴちゃぴちゃと水の音が聞こえて余計に興奮してしまう。
「も‥ぉ、だめ…イ‥きそう…」
「イケよ」
と言われ、先端を爪でカリッと引っ掛かれてあっさりと白濁したものを吐き出してしまった。
「ああぁぁっ…!」
呼吸を整えていると今度は、あらぬところに指が1本ずぶずぶと入ってきた。
「あぁっ…!ちょっ‥ちょっ‥ちょっ‥と‥リボーン?!」
声が裏返った。 (情けな…)
「どこ入れて…っ!‥い、た…」
容赦なく指を突き入れてくる。
「抜ぃて‥ょ…」
「抜いてほしい?でも体はもっと奥まで入れてくれって食い付いてるぜ」
「ぅる‥さぃ!ふッ‥ぁっ…」
中で指を動かされるとこれまでに経験したことの無いような快感が俺を襲う。
先端から出た先走りの蜜と後ろからの分泌液で、前も後ろもぐちょぐちょで…。
「ぁあっ…もぅ‥」
「ふっ…もう、何だ?何をして欲しいか言ってみろよ」
「えっ?!」
…リボーンが欲しいなんて口が裂けても言えない…。
いくらなんでも恥ずかし過ぎる。
「言わねぇんならずっとこのままだぜ?」
「そん、な…」
言ってしまえば楽になれるのにやっぱり理性が邪魔してしまう…。
だけど俺の体はもうはやく入れてほしくて、下腹部あたりがうずうずしてる…。
「…ぃ‥れて…」
消え入りそうな声で言ってみると、案の定
「なんだって?聞こえねぇ」
ってはぐらかされて…少しだまって待ってても、一行に進めてくれる気配はない
…意地悪ぅ〜。
「もぅっ!はやくっ!はやく入れろぉっ!」
リボーンの胸をドンドンと叩いてみた。
すると、リボーンは自分のズボンから、大きく猛ったものを取り出した。
年下のくせに俺よりも全然大きい…。
もう、はやくそれで俺の中をめちゃくちゃにかき回してほしくて、リボーンに物欲しげに見上げてみる。
「ふっ。やっぱランボは淫乱だな…愛人にはもってこいだ」
俺たちは外だというのに、そんな事など忘れてしまうほど激しく貪りあった。
「あぁっ!あ、はぁ…ぁあッ‥リ、ボーン…も、っと…」
「あ?」
もぅ思考回路もくぢゃぐちゃで本能のまま体が欲しがるままにリボーンにさらなる快感を追い求めた。
「もっと…リボーンで、いっぱいにしてぇ…あぁっ!はぁ…もっと‥奥っ…ひぁあっ!ぁあ…」
狭い器官を押し開かれる苦しさと内壁を擦り上げられる感覚に、喉の奥からあられもない嬌声が零れ落ちた。
本当にこれが俺の声なのだろうか…
「ひ、ぁ…やぁ…っ、あぁッ…!」
荒々しく揺さ振られ、奥まで抉られ、甘い声が止まらない。
俺の体はひくひくと痙攣し、彼のものをぎゅうっと締め付ける。
彼のものは限度というものを知らないかのようにぐんぐんと大きさを増し、もっと俺を高みへと追い詰めた。
「うぁっ、あぁ、あっ、はぁ…!も、ィクっ…リ、ぼーん…はぁっ、あぁ…!」
だんだんリボーンの腰つきが速くなり、俺のぱんぱんに張れあがったものの先端からは先走りと白いものが混じった液が、とめどなく溢れだす。
俺はそれに酔い痴れ、彼の名前を何度も呼びながら俺たちは同時に果てた。
* * *
「なぁ、リボーン…。リボーンは俺のどこが好きなわけ?」
「さぁな…」
いつもリボーンはそうやってごまかす。
いつになったら本当のことがわかるのだろうか…。
リボーンは本当に俺のことを……好きなのだろうか…。
不安になる。この気持ちは彼にはわからないだろう。
俺の他にもたくさんの愛人がいる彼には…。
好きなんだ…
好きなんだよ…あんたのことが…。
どうすれば振り向いてくれる?
俺はあんたが少しでも俺を見てくれるように、何度でもあんたを殺しにくるよ。
だから待ってて…。
愛してる